以前から気になっていた、神社の「御朱印集め」を始めてみました。
私の好きな東京下町巡りを始めているうちに、歴史や風情を感じる神社巡りをし始めて、そして今度は神社の御朱印集めを始めるようになりました。
初めての御朱印集めは、地元の東京荒川区にあるスサノオ神社へ参拝。
皆さんは神社の「御朱印集め」はご存知でしょうか?
おそらく女性の方なら、多くの方が知っているかと思いますが、「御朱印集め」とは、一言でいうと「神社巡りのスタンプラリー」です。女性誌などでは以前からよく取り上げられていましたが、多くの人が神社やお寺でいただける「御朱印集め」にはまっている方をよく見かけるようになりました。
今回は、そんな神社「御朱印集め」について、そして神社の素晴らしいところについて書きたいと思います。
御朱印集めの楽しいところ
まず「御朱印集め」のいいところは、なんと言っても「エコ」なところです。
神社やお寺で御朱印をいただく御朱印代の相場は300〜500円程度です。
しかも、神社ごとにそれぞれ特色ある御朱印を頂けるから、毎回違った楽しみがあります。神聖なるスタンプラリー、何だか童心に返ってなんだか楽しい気分になれます。
そして神社といえば、身近でいつでもいける気軽な「パワースポット」だという点です。大抵の人は正月の初詣にしか行かない人も多いかと思いますが、自分の節目節目の折々に神社に参拝して神様に報告をすることで、見えない力を頂いているのでは?と思います。
また、神社にはパワースポットともいうべき、神聖なる空間作りがされています。
・結界をつくる鳥居
・神社を見張る狛犬
・パワースポットとして大きな力が宿る御神木
・神聖なる空間、神を祀る神社の本殿
時折、神社にお参りし、神様へ日々の「報告・相談・感謝」をすると、神様から力をいただけるだけではなく、「元気・勇気・気づき」を頂けるのではないでしょうか。
ちょっと違う観点で、脳科学的に考えてみると、お祈りをしている瞬間、ただ純粋に、何も考えないでお祈りして「こころのすき間」が生まれた時、ひょっとしたら「ひらめき」が働く可能性があるかもしれません。
「神社に参拝する」とは、そんな素晴らしいひと時なのではないか?と思います。
ちなみにお祈りの時は、いっぱいお願いばかりするものではありません。
神社とは、神と自分とが向き合う場所。
神様はあなたに教えをくれる訳ではなく、あなたが神様に誓いや願いを宣言する場所で、神様はそんなあなたの誓いや願いを後押ししてくれる、そんな場所なのです。
日本の「神道」とは一体何か?
多くの日本人は、神道や仏教を含めて、「宗教」と聞くと、何だか怪しいとか誤解したり、あるいは怪しい「信仰宗教」のことを想像しがちです。
しかしながら、神道(や仏教)は古く日本人のこころの中に根付いている、「日本人の真善美」の源泉です。
例えば、正月に行く初詣や七五三詣、厄祓い、お祭りに行くのは、とっても自然なことではありませんか?日本人にとって、神道とは生活から切り離すことができない、自然な場所であって、宗教というよりも日本人の精神性と繋がる場所なのです。
言い換えると、「神道」とは、日本人の生活の中に根ざしている、大切な日本文化であり伝統であり、日本人のアイデンティティのひとつなのです。
神道には長い歴史があり、日本の歴史を学んでいくと、神道と日本人の生活・文化・政治が密接に繋がっています。日本人のアイデンティティである、というその意味は、日本の歴史を深く学ぶことで、きっと理解できるのではないか?と思います。
それでは私の友人の神主(東京上野の近くにある、小野照崎神社の神主)から聞いた話を参考に、自分なりに「神道とは?」を解釈すると、こういうことです。
私が解釈する「神道とは?」
私の解釈する神道は、以下のように考えています。
神道には、仏教のような「教え」はない、ただ永遠と続く、神との学びの「道」があるだけである
人生の中で、唯一自然や神と対話し続ける場、それが神社であるということです。
現代に必要とされている「コミュニティ・人の繋がり」の起源は、神社や寺院から始まっている
古くは日本のコミュニティの起源は、神社の頼母子講や無尽講にありました。現代は人と人とのつながりが薄れてきましたが、コミュニティーが必要とされる現代では、もう一度神社の有り難みを感じる時なのではないでしょうか?
現代はこころが「休まらない時代」。
そんな時には、時折、こころを「とどまらせる(立ち止まる)」ための自然と繋がる神聖なる場所こそが神社である。
神社にいると、神聖な場所であるだけに、こころを落ち着けて整えるようになります。現代は、「こころ休まらない時代」であるからこそ、時折、こころを「とどまらせる(立ち止まる)」ために神社が必要なのではないでしょうか?
これは私の独断と偏見の解釈ですが、日本が誇れる日本文化の一つ、神道(神社)のもつ意義は、決して昔も今も変わらないと思います。
今だからこそ必要とされる「神道」の意義を再定義することで、近くにある神社がより身近な存在になってくるのではないでしょうか?
散歩をしながら、楽しく「御朱印集め」を
「なんか、「御朱印集め」って楽しそうだな」と感じていただけたあなたへ。
でも、「御朱印集め」をどうやって始めたらいいの?という疑問に答えるため、「御朱印集め」の始め方を話したいと思います。
御朱印巡りの本を買ってみましょう
女性の間では御朱印集めは流行っているので、けっこう巷には「御朱印巡り本」があふれています。
私のオススメは、ダイアモンド社が出版している「地球の歩き方シリーズ」の「御朱印でめぐるX Xの神社(週末開運さんぽ)」シリーズです。
東京、関東、関西、全国 いろいろあり、非常に読みやすい本です。
↓東京の神社編はこちら
意外と知らない、基本的な作法やマナーの説明から始まり、御朱印帳という、いろいろなお洒落でステキなスタンプ帳の紹介、そして神社の紹介や楽しみ方などなど、いろはが全て詰まっています。
また神社にも様々な特色があり、例えば全国の神社であれば、こんなに種類があります。
【総合運アップの神社】
出羽神社/月山神社/湯殿山神社/日光東照宮ほか
【えんむすびの神社】
貴船神社/今宮神社/上賀茂神社/下鴨神社ほか
【金運アップの神社】
銭洗弁財天 宇賀福神社/金刀比羅宮/皆中稲荷神社ほか
【美容・健康運アップの神社】
八坂神社/護王神社/河合神社ほか
【仕事・学業運アップの神社】
鹿島神宮/北野天満宮/太宰府天満宮/北海道神宮ほか
【レアご利益のある神社】
悪縁切りの神社/料理上達の神社/安眠の神社ほか
他にもたくさん本が出ているので、自分に合った本を買ってみて下さい。
御朱印帳を買ってみましょう
神社でも売っていますし、こんな素敵な御朱印帳もAmazonで購入できます。
ぜひ、自分のお気に入りのMy御朱印帳を見つけてみると楽しいと思います。
ちなみに私は、銀座ITOYAで買いました。こんな御朱印帳です。
↓ひのきの御朱印帳
↓カバーをつけるとこんな感じ
なんだか、女子力高めな感じで、何事もついつい形から入ってしまいます(苦笑)。
でも、こういうところから「御朱印集め」を楽しんでみるのが一番だと思います。
行きたい神社へ行ってみましょう
御朱印帳が手に入ったら、早速、行きたい神社へ行ってみましょう。
神社に行く前には、必ず小銭の準備を忘れずに。
参拝が終わったら、神社の方がいらっしゃる場所に行ってみましょう。
そちらで御朱印をいただくことができます。
最初は少しドキドキするかもしれませんが、ちょっとだけ勇気を出して、「御朱印頂けますか?」とひと言、言ってみてください。
御朱印は、一つ一つ手書きで3分程度で書いていただけます。
松尾芭蕉が、「奥の細道」の旅立ちに出た出発地がちょうど千住の町、ということで、松尾芭蕉のスタンプが押してありました。
それぞれの神社ならではの特徴ある御朱印がいただけるのでとても楽しいですね。
今回は「御朱印集め」で味わえる幸せについて書きました。
やり始めたら、神社巡りの散歩が楽しくなると思いますし、しかも「幸せ」をもらえるような気分になれます。
ちなみに神社巡りを始めるときによくある疑問ですが、「地元の氏子以外の神社に行ってもいいのかどうか?」という疑問があると思います。
友人の神主曰く、別に何も悪いことではないそうです。
それ以上に大切なのは、神社に参拝して時折、神様と向き合う時間をつくることだそうです。「御朱印集め」というきっかけを利用しながら、楽しく散歩しながら神社を巡ることが、幸運が巡ってくるためのヒントなのかもしれませんね。
また、日頃の忙しさをちょっとだけ忘れて、自分を整え、自分を振り返るための、こころの「すき間」作り。
あとは「御朱印集め」しながら、古き良き日本伝統や、歴史、風情の学びも是非していただけたらいいかな、と思います。
今日の私は、こんな歴史を学びました。
そんな訳で「御朱印集め」で小さな幸せづくり。あなたの身近なパワースポットは神社にあります。
きっとあなたにとって、神社巡りはいい「こころ休み」になると思います。
また、ちょっとした人生の幸せ作りとは、こういうことから始まると思います。
ぜひ、週末は神社でマインドフルなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
You Only Live Once(一度きりの人生にヨロコビを).....
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