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東京から地方への転職はありなのか?(40〜50代大企業サラリーマンの人生選択)

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40〜50代人材の大企業サラリーマンの転職、次の会社へ転職するにしても、年齢制限の問題で苦労している人は多いのではないかと思います。

 

見つかっても大幅年収ダウンとか、希望にあう会社が必ずしも見つかるとは限らない、という厳しい現実があります。

 

ならば意外な選択肢として、思い切って「地方の会社に転職する」という選択肢を考えてみてはどうでしょうか?

 

今回は「東京→地方転職」のリアルについて、実例も織り込みながら書きたいと思います。

 

 

転職の選択肢に地方企業を取り上げるわけ

 

意外と見落としがちな地方企業への転職という選択肢。今回取り上げてみた理由は、中高年の会社員にとって「働きがい」「働き方」「収入」の3つの点で、バランス良い会社員人生を送れるのではないか?と思うからです。

 

「働きがい」→必要とされる人材になれる

「働き方」→東京での消耗生活から、地方でのんびり生活にシフトできる

「収入」 →転職のやり方次第で、大幅な年収ダウンを最小化できる可能性がある

 

では、具体的にどういうことなのか?を説明したいと思います。

 

東京よりも地方の方が「必要な人材」になれる

 

東京の企業だと、40〜50代の中高年転職希望者は多く、ハイスペックな経歴を持つ人と、激戦区の採用競争で面接に勝つ必要があります。

よほどのキャリアがあればいい転職先が見つかるでしょうが、20〜30社エントリーしてもなかなか内定が取れない、というケースは中高年になるとざらに発生します。

 

一方、東京以外の地方企業の場合、求人倍率の割にいい人材がなかなか集まらず、人材不足に苦労している企業は多く存在します。

ですので、ライバルとの競争は東京より少なく、ここに中高年の大企業サラリーマンが転職するチャンスが転がっています。

 

また、地方企業だと「戦力になる人材」が貴重となるため、中高年でも、即戦力になれるだけの「経験とやる気」さえあれば、年齢に関係なく「必要とされる人材」としてまだまだ活躍できる可能性が十分にあるのです。

 

 

地方の人材不足の実状

 

東京の人口一極集中で、多くの若者が東京で就職する現在、地方では求人に対してなかなかいい人が集まらず、苦労している会社が多く存在します。

 

実際に、日本の有効求人倍率を見ると、どこで人手が足りていないのかがわかります。

 

www.jil.go.jp

 

日本の有効求人倍率を見てみると、東京が一番倍率が高いのですが、二番目に高いのは意外にも岡山県広島県福井県富山県へと続きます。

ただ人口の少ない地方都市の場合、有効求人倍率が高くてもホワイトカラー人材の求人が少ないことが多いため、地元の優良企業に選択肢が絞られるのは否めません。

 

次に、ホワイトカラー人材が必要そうな、大きな地方都市で求人倍率が高いところを見ると、愛知県、岐阜県の東海地区求人倍率が高いのがわかります。

 

特に愛知県の場合、名古屋には数多くの企業があり、中小企業ながら堅実経営で長い歴史を持つ会社も多数存在しますし、また東京から単身赴任で帰れる距離なので選択肢としては十分にあり得ます。

実際、私自身もこの観点で「名古屋」という選択肢を視野に入れました。

 

求人倍率からみても地方の人材不足がみてとれましたが、あとは「どこが良いか?」は、転職するご自身の職種や経験、業界、出身地によって、最適な場所がどこか?、ある程度選択肢は絞られてくるかと思います。

 

 

企業探し、アプローチはどうするか?

 

次に企業探しが非常に大切になってきます。

大企業出身だと、まずは「大企業から探す」と思いますが、従業員100〜200名くらいの中小企業まで選択肢を広げると、求人の幅が広がり、条件面でもオーナー経営者が融通を利かせてくれる可能性が出てきます。

 

このような企業を見つけるには、大手の転職エージェントよりも、ピンポイントで企業紹介してくれるハイクラス人材紹介の転職エージェントが良かったりします。

 

転職エージェントについてサイト(参考)

 

boxil.jp

 

地方転職のポイントはまず「収入」

 

実際に、地方転職の案件が出てきたら検討すべきは、やはり収入です。

「生活するのに年収でいくら必要か?」

 

あらかじめ生活に必要な年収を計算しておく必要があります。

特に家族の都合で転勤できなくて単身赴任になる場合、二重生活で生活コストがかかりますから、追加コストの想定が必要です。

 

例えば、地方の単身赴任の場合にかかる経費はざっとこれくらいです。

 

 

住宅費    5万〜8万(住む場所による)

水道光熱費 1万強(WI-FI代込み)

食費        3〜4万(自炊、節約する前提)

日用品費  5000円

これに交際費、衣類、趣味、タバコ代、帰宅代がかかる

 

 

地方転職の場合、ここで重要なのが、住宅手当(住宅費補助)と帰宅手当です。

ここで単身赴任経費が変わるので、面接段階から確認(場合によって交渉)が必要です。

 

私の場合、住宅費補助(20%自己負担、給与天引で非課税)があったため、帰宅手当を除いて8万円位で計算でき、帰宅手当は東京出張があり調整できました。

 

実際にかかっている経費これくらいです。

 

住宅費        1万

水道光熱費 1万(WI-FI代込み)

食費            3万(自炊、節約する前提)

日用品費   0.5万

交際費      1.5万

娯楽費        1万

→ だいたい8万円/月。

 

もっとも、これは人によって変動しますし、季節変動もありえますので、事前にシミュレーション計算してみると、現実がより見えてくると思います。

 

もし家族で転勤する方の場合は、住宅手当(住宅費補助)がわかれば、ある程度は計算できるかと思います。

 

実際に生活できるための年収を算出できれば、転職先での「希望年収ライン」が見えてきます。

 

「即戦力」で転職できる自分ができるか?

 

あとやはり大切なことは、履歴書と職務経歴書「即戦力で転職できる自分」を見せられるか?です。

 

ここは転職される方それぞれの経験と実績が全てですので、自分なりの履歴書と職務経歴書を作ることになりますが、面接を受ける企業が求める人材像に見えるような工夫が必要です。

 

・「即戦力」になりそうな実績や経歴

・会社を「変革」した実績

・専門的な知識やスキル

 

 

ここは転職エージェントにも添削してもらいながらブラッシュアップするといいでしょう。

 

最後は「覚悟」を決めて臨む

 

地方企業への転職は、人生を大きく変える決断です。中途半端な気持ちで臨むと、仮に転職後にうまくいかなかった場合、当然リスクも伴ってきます。

ただ、「人生の決断は、本人の「覚悟」さえあれば必ず道は開ける」と思います。

 

時には不安になること、単身赴任して寂しい気持ちになることもあるかもしれません。

でも、冒頭に書いたとおり、

 

「働きがい」→必要とされる人材になれる

「働き方」→東京で消耗生活から、地方でのんびり生活にシフトできる

「収入」 →大幅な年収ダウンを最小化できる可能性がある

 

 

人生の大半を過ごせるサラリーマン生活を再び充実させることができて、新しい自分の「生きる道」を見つけることができると考えれば、人生で得られる経験は大きいのではないでしょうか?

 

最後に・・・

 

ここまで「40〜50代大企業サラリーマンの東京→地方へ転職はありなのか?」を書いてきました。

終身雇用が保証されなくなった今、転職に苦しんでいる人もいるかと思います。

転職で困っている方がこの記事を読んで「東京→地方への転職」という新たな選択肢を感じて頂けたら、という気持ちで書いたつもりです。

 

人生、決して楽ばかりではありません。

 

でも、いろいろな苦労や困難を乗り越えようという気持ちで「一度きりの人生」を前向きに生きていたら、今の苦労が未来の実りある人生経験に変わると思いますし、きっと幸せな人生の1ページになると思います。

 

いずれにしても、読んでいただいた方の転職がうまくいくことを願っています。

 

www.yolocobi.jp

 

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