1/26の週プレNEWSでのホリエモン×ひろゆき対談、「日本が"安い国"の理由」の中で、日本の物価の安さが話題になりました。
今の日本はいろんなものが安く買える。
海外より安く買える国なはず。
実際にユニクロの銀座店に行ってみると、爆買いイメージの中国人のみならず、いろんな国から来た外国人観光客がユニクロで買い物をするのを見かけます。
ユニクロは世界中で販売しているから、きっと自分の国でも売っているはずなのに、ユニクロをたくさん買うのを見ると、日本のユニクロが、かなりお買い得だからなんでしょう。
そこで、ユニクロの代表的な商品、ヒートテックで、日本の価格と海外の価格でどれくらい違いがあるのか?調べてみました。
ヒートテックは日本と海外の値段はいくら違う?
今回比較したのは、メンズヒートテックTシャツ(9分丈)、定価990円。
これを実際に海外で買ったら一体いくらになるのでしょうか?
今回調べたのが、中国、香港、タイ、インドネシア、オーストラリア、アメリカ、ロシア、インド。
残念ながら、EU圏のイギリス、フランスは情報がとれず。また、台湾はちょうど値引き中で定価が分からず。
調べた結果がこちらです↓
(値段は各国の定価で記載しています)
※2020年1月26日現在の為替レートで計算(1ドル= 109円30銭)
日本 990円
中国 99元(1,560円)
韓国 14,900ウォン(1,393円)
香港 99ホンコンドル(1,392円)
タイ 590バーツ(2,149円)
シンガポール 19.90SGドル(1,610円)
インドネシア 199,000ルピア(1,604円)
オーストラリア 19.90AUSドル(1,485円)
インド 990ルピー(1,517円)
ロシア 999ルーブル(1,759円)
アメリカ 19.90ドル(2,175円)
これを見ると、日本の安さが際立ってますね。
もちろん自国だから一番安いのでしょうが、それ以外の理由としては、イオンやしまむらなど、強豪他社が安い価格で似た商品を出しているので、これ以上はあげられないのでしょう。
かつて、ユニクロはヒートテックを値上げしたことがありましたが、失敗してすぐに値下げしたことがありました。
これを見ると、今の日本の物価水準の低さを物語っているな、と感じられます。
ユニクロの価格設定
ユニクロの商品は海外工場から世界中の国に配送して販売しています。
ですので、基本的には日本と海外で大きく値段を変えてはいないはずです。
一方、無印良品の場合、一度日本に輸入したものを輸出して売っていることが多いため、価格が倍近くだったりして、同じような価格比較がしにくかったりします。
海外ではユニクロは「ブランド」として売っている面もありますが、ヒートテックのようなベーシック商品は日本同様、「買いやすい価格設定」にしているのがユニクロの特徴であり、ユニクロの強みです。
もし国ごとの価格に違いがあるとすれば、店舗数や出店費用の差、輸入時の関税や経費、為替差、あと、分かりやすい価格設定にした時の差(例19.90とか)、そこに多少の価格差があることなのでしょう。
今回の価格比較を見ると、アメリカや中国、タイの値段は結構高いんだな、ということが分かります。(EU圏が比較できたらなお良かったですが、きっと高いでしょうね)
世界のヒートテック価格比較をしてみると、ある程度、物価水準の違いが反映されていたかな、と思います。
今や物価の「安い国」、日本
それにしても、「物価が安い」ことは、日本人の収入が低いことを物語っているのであって、決していいことではありませんよね。
物価か上がるには、海外に日本製品が売れて景気が良くなり、日本経済が再び活性化してゆくことです。ただ、今はなかなか活路を見出せない時代、それに大企業が儲かっても国民全体が潤わないと物価はあげられませんよね。
それを考えると、これからも物価の安さはまだまだ続いてゆきそうです。
なんとも悲しい現実ですが、日本経済の復活を期待して働くしかありませんね。。。
「安い国」日本でお買い得なものを探しながら、楽しい人生を送りましょうね。
You Only Live Once..