YOLOCOBI BLOG (一度きりの人生にヨロコビを)

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「働き方改革」から「働きがい改革」へ変えよう

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働き方改革」と言われて約3年以上経ちました。でも、なかなかうまくいっていない状況です。

本来あるべき姿は「働く従業員」が幸せを感じながら、やる気アップして前向きに無駄な仕事をなくす工夫をしてゆかないと、本当の生産性は上がりません。でも残念ながら多くの企業は、働き方改革」どころか「労働時間管理の法規制対策」といったレベル。自社の労務管理メンタルヘルス対策)や、副業による情報機密リスク管理にしか視野に入らず、政府の考えとは程遠い、大変悲しい現実です。

また、会社員の兼業や副業について、独立行政法人労働政策研究・研修機構が行ったアンケートでは、副業を既に「許可している」企業はわずか11.2%、75.8%は「許可する予定はない」という状況です。つまり、働き方改革実行計画が浸透していない実態が数値面からも浮き彫りになっています。

(この調査は今年2、3月に実施。従業員100人以上の企業2260社と、労働者1万2355人からの回答)

 

政府の「働き方改革」推進の思惑は:

・副業を「新技術の開発、起業の手段」として容認

・本業の残業削減と副業を促しながら、生産性の向上と、新たな労働力を創出したい

ですが、企業が副業を認めてゆかないと、従業員は残業が制限されて収入は減るわ、副業という新たな働く「幸せ」の創造すらできず、負のスパイラルに陥り、悪い言い方をすればさらに会社の「社畜」になってしまいます。

では、一体どうしたら「幸せ」な働き方へワークシフトできるのでしょうか?

 

◇「働き方改革」から「働きがい改革」へ

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乗り越えるための課題は3つ:

1.副業禁止企業を減らす、政府の更なる法改正

2.「働く人中心」の働き方改革への思考転換

3.働く人自身の働く「やる気」創り

 

まず、1については政府の動きを待つしかありません。(議論はされているようです)

そして、課題解決に向けて一番重要なのは2と3の課題です。

まず、2についてですが、現在の対象は政府や企業にとっての改革に見えてなりません。本質はあくまで「働く人(従業員)」。いかにして従業員満足経営をするか?が一番大切な視点なんです。

実際、仕事は対して減らないのに、「残業時間を減らせ、仕事を効率化しろ!」という各企業の状況が容易に想像付きます。

本質的な働き方改革を実現するために必要なことは、働き方改革」から「働きがい改革」へ名称変更してみんなが考え方を変えるべきではありませんか?実は、もう2年くらい前から言われ始めています。

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Great Place to Work®が定義する「働きがいのある会社」モデル

 

まずは従業員満足」するような働き方に経営がかわり、従業員自身も考え方を変えたら、みんなが働きがい(働く幸せ)を感じて、日本人ならすぐにいろいろな工夫をして自発的に生産性が上がるはずなんです。

そして3.の、従業員による「やりがい創り」ですが、

例えば、一番わかりやすい「働きがい改革」の例

羽田空港の日本一の清掃員の話

http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0601/

 

ここで登場する女性清掃員の方は、「心を込めて空港を綺麗にする」「来客者が喜ぶ笑顔を想像しながら仕事する」ことだとか。こういう「仕事を楽しく工夫する働きがい創り」を、ジョブクラフティングといいます

また、やりがいが出ている人は、いろんな働く工夫ができるはず、やればやるほど良い循環になります。

 

◇新しい上司や経営者のあり方は?

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あと大切なことは上司や経営者の役割です。

まず上司について、今までは「管理職」という名の「従業員」をがんじがらめにするようなことを「正」にしてきたが、こんな考え方はもう時代遅れでは?

これからの上司のあり方は

1)従業員の働きやすさを整備する役割へ

2)上司は部下への奉仕役であり、良きコーチでありアドバイザーに変わる(これをサーバントリーダーシップといいます(使いのようなリーダー))

 

会社組織のピラミッドは、極端に言うと、逆さまのような構造へかわります。

そして経営者がやるべきことは将来のビジョンを掲げてみんなで仕事の良いやり方を創ること。

ただ、現場感のない机上の空論ではなく、ビジョンを部下(部長や課長)にも耳を傾けながらも、未来を目指したチャレンジを促すビジョンを創る。

(前年踏襲型の時代はもう完全に終わっている)

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そして、このビジョンを実現するために、従業員が中心となり、例えば、副業OKは当たり前、残業をせず、子育てに合わせた柔軟な働き方や自宅勤務(リモートワーク)を取り入れたり、TV会議中心にしたり、副業から新しいアイデアを持ってきたり、予算もある程度権限委譲したり、とにかく、いろいろ柔軟かつ斬新でスピーディにチャレンジするような企業風土へ。失敗を責めるマイナス制度は廃止し、挑戦やアイデア、実行した人に対してプラス評価だけにするような、給与体系に変えたら、「働きがい改革」はなんだか実現できそうではありませんか?

(逆に言うと、上司の顔色を見ながら、責任回避型の仕事をしていたタイプの人は苦しくなります)

 

◇「幸せ」な働き方には厳しさもある

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働き方改革」→「働きがい改革」とは、政府や会社だけがやるものではなく、従業員含めた全員が主体者となり、みんなのやる気を創る「幸せ」な働き方です。多分、嫌な上司がいたら、文句も言える。ただ一方で、残業して成果を出せない従業員は自己責任にもなる。でも主体者が自分なら、仕方がないが本人も納得できるはず。

「幸せ」は決して「楽」なのではない、決して甘くはない、みんなが前向きに働く為に「やりたいことを自由に考えて自己責任で働けるやり方」だということです。

 

まずは「働き方改革」から「働きがい改革」への考えの転換から。まだまだ「働き方改革」をどうしたら成功させられるか?について、話は尽きませんが、今日はここまで。

いずれにしろ、やりがいもって「幸せ」に働きたいですね。。。

 

You Only Live Once.....

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