皆、誰しもが「幸せになるために生まれてきた」はずなのに、現実には「幸せを感じながら生きている人」と、「幸せを感じられず悩みを抱えて生きている人」がいます。
多分、その差って実はちょっとした「考え方の差」だけだったりするのですが、人はなかなか気づかないものです。その差って、一体どういうものなのでしょうか?
自分の「弱さ、もろさ」を受け容れる勇気を
一見すごく「幸せ」に生きている人でも、実はその裏側に、辛い体験(過去)や劣等感(コンプレックス)、恥、いじめや差別のような負の部分があったということが、得てしてあるものです。
テレビ朝日の人気番組、「しくじり先生」を見ても、芸能人やスポーツ選手でも、成功して幸せになった人がしくじっていたり、反対にすごい辛い過去を背負いながらも頑張ってきた人が幸せになったり、人生の「幸せと困難」は表裏一体なんだな、とつくづく思います。
ちなみに、次の「しくじり先生」は12/14(金)に放送ありますよー
https://www.tv-asahi.co.jp/shikujiri/next/
私自身も仕事のストレスで、6年半の精神疾患(不安障害→身体表現性障害→うつ病?→寛解(小康状態)→パニック障害でまたしばし休職中)を患ってますが、人生の休みを頂いて自分を振り返って「自分の失敗」や「人生の困難」を人生の学びなんだな、と前向きに受け容れられていているからこそ、前を向けるようになってはじめて「幸せなひと時」を過ごせるようになりました。
私は、幸い、現在暫しの休職中ながら、会社から給与を頂けている状態なので、心理的安全はありますが、40代半ばのいいおっさんが、体調上の理由で、急に社内キャリアチェンジせざるを得ないのは大変な困難なこと、これからの人生が楽ではないかもしれないことは十分に覚悟していますし、不安や収入リスクがないわけではありません。
でもこの1年間、そんな「もろい」自分を受け容れて、「変なプライドも捨てて一から出直そう!」という気持ちになっていること。
また「自分の辛い原体験を逆に生かして、人の辛さや悩みに寄り添えるような共感力を生かせるんじゃないか?」って思えるようになりました。
また私は、「人生の幸せ」って、自分もいいけど、周りの困った人達を救えるような、そんな「人間らしい人間」である、そんな「在り方」が自分にとっての幸せかな、と考え方がはっきりしたことで、自分の心がとっても軽くなりました。
お金はまぁ「なんとかなる!」。
(慶応大学教授の前野先生の幸せの四因子より)
自分のこんなマイナスな状態を、「ありのままに」素直に、前向きに受け容れて、いい意味での危機感を持って「初心」に戻れたおかげで、最近は幸せな感情に溢れています。
【自分の脆さ(もろさ)を力にしましょう】
「自分の弱さを認める」なんて、そう簡単なことじゃないのはよく分かります。じっくりじっくりと自分を見つめなおたり、考えたりして、じわじわと気付いてくるものです。
ここで、ある有名なTED TALKの映像があるのでご覧下さい。
(約20分間ですが是非見てもらいたいです)
The power of vulnerability(尊さの力)
https://www.ted.com/talks/brene_brown_on_vulnerability
それでも、TEDが見れない方のために簡潔にお伝えしたいキーフレイズはこんな感じです。
「みんな完璧な人間なんていませんよ」
「自分のもろさを"優しく"受け容れましょう」
「自分らしく、自分のもろさを愛しましょう」
「できることなら、自信をもってそんな尊い自分の生き様を勇気をもってさらけ出してみましょう」
そして「生き様」という言葉について。
私はこの言葉が好きです。何故なら、とっても不器用なのに強い力のある「生き方」だからです。
別に有名にならなくてもいいし、金持ちになる必要もない。でも「自分を信じる力」がここには秘められている。人間って、一番大切なことは自分自身を尊い存在なんだ、って思えるかどうか?それさえあれば幸せな気持ちになれるのではないでしょうか?そして、そんな「生き様」をしている人に人は心を動かされ、共感するものではありませんか?
別に全員に認められる必要はありません。そういう自分に共感してくれる人は必ずいます。偉そうに権威をかざしている人よりも、そんな人の方が愛されると思いませんか?私はそう信じています。
私は東京下町に住んでいますが、この土地が好きなのは、そんな「人間らしさ」がここにはまだ存在しているんじゃないか?って思うからです。
学歴とか、金や名誉や地位とは、全く違う価値観、「日本的な美しい幸せ(Well-being)の価値観」があるんじゃないかな?と思っています。
小さい頃によく観た「日本むかし話」のテレビでも、金によく深いような人よりも、貧乏でも誠実に生きている人の方が最後には「幸せ」になるストーリーが沢山ありますよね。
だから、自分の脆さとか困難は前向きに受け入れて、あなたらしく、毎日を「笑顔」で楽しく誠実に過ごしていたら、自分の弱さやコンプレックス、困難なんて、長い人生で考えたら、実はとても小さな事に思えてくるかもしれません。
みんな違ってみんないいんです。凡人でも脆さがあってもいい。自分を愛して自分を信じて、仲間を愛して笑って生きれば、それこそが「幸せ」。
一度きりの人生を誠実に生きましょうね。。
良かったら、是非ポチッとお願いします!
You Only Live Once...