初対面の人へ自分のことを伝えたいとき。就職面接(就活)で自己PRをする時。
何かのサークルや交流の場や、仕事のプレゼンなどで自己紹介するとき。
「自分をよく伝えたい、見せたい」
「みんなにない自分らしさをアピールしたい」
「人に印象に残るような自己紹介をしたい」
そう思うってもなかなかうまくいかないものです。
でも、実は「伝わる方法」ってあるんです。
初対面の人へ「共感」を創るための、最高の自己紹介・自己PR 。
こんなことマニュアルには書いてありません。
私は自己紹介マニュアル本なんて見てません。
でも、必ず伝わる自己紹介・自己PRになるはずですので、是非読んでみてください。
「伝わる自己紹介・自己PR」はほんとうに難しい
学歴や才能、すごい実績で、印象を残せるような自己紹介をしたい!
会社名や肩書き、経歴、特技や資格とかで、大きく自己アピールしたい!
みんなそうしたい!と思うはずです。
でも現実は、世の中の90%以上の人は、言い方悪いですが「ただの凡人」。
そう思っても、 ほとんどの人がそんなカッコいい自己紹介なんて持ってない。
特に就職活動中の学生諸君だったら、悩むはずですよね。。。
自分の強みって一体何だろう??あるかなあ???
自己PR、一体どうやって書こう??
自己P(じこピー)、自己P、自己P。。。(悩む・・・・)
すごい人って、名前聞いたり存在だけで「ああ、あの人ね」ってなりますよね。
細かい自己紹介とか聞かなくても。(本当にうらましいですね)
印象に残る自己紹介・自己PRをするのはほんとうに難しいものです。
でも、そんな凡人でも、人の心に残るような人から「共感」を持たれるような、そんな最高の自己PR(自己紹介)のやり方はあるんです。
【最高の自己PR(自己紹介)のやり方とは?】
今回、私はTED TALKの映像と、予防医学研究者の石川善樹さんの話から、「これなら誰でもやれるはず!」というやり方を見つけました。
実際に、Newspicks 石川善樹ゼミで 自己紹介をする時、それを実践してみて大成功。これで確信を持てました。
前置きはさておき、以下を読んでいってください。
TED TALK 〜サイモン・シネック〜「ダイヤモンド・サークル」の話
〜SIMON SINEK 「ダイヤモンド・サークル」の話〜
◇TED映像の要点(映像が見れない方へ)
人にものを伝えるには普遍的な法則があることを発見した。
それは、「ダイヤモンドサークル」という簡単な3つの丸で成り立っている
一番中心の丸(◯)は「WHY」→自分が信じること、理念や価値観(人生観)
真ん中、二つ目の丸(◯)は「HOW」→機能や性能、特技・能力や実績
一番外側、三つ目の丸(◯)は「WHAT」→商品やデザイン。学歴や所属(肩書)
普通の広告の場合、商品やデザインから入り、機能や性能を説明する。でもそんなに心を動かされたり、魅力を感じたりしない。
でもアップルの広告はこうだった。
「我々の行う全てのことは、世界を変えるという信念、他とは違う考え方に価値があると信じている。我々の信じる世界は、美しくデザインされ、使いやすく、親しみやすい製品です。こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました」と。
こんな商品の伝え方には、人は必ず心が動かされるのだと。
大切なことは、ダイヤモンドサークルの一番中心の丸(◯)の「WHY」。
自分が信じること、理念や価値観(人生観)を伝えることで、人の心は動かされる。
そしてダイヤモンドサークルの3つ構造は、脳の構造と同じである。
脳の中心(大脳辺縁系)が、まさに一番中心の丸(◯)の「WHY」と同じ。価値観などの核心に触れると、直感で心が動く脳の部位にあたり、外側の丸(◯)のような情報では動かされないような、直感的な「共感」を司っている。
この琴線に触れると、人は「共感」して「自分自身」の価値観として反応し動き始めるようになる。
予防科学研究者の石川善樹さんから聞いた話
この方は小さな島で生まれ育ち、子供のいない大人社会で世界で育ってきたそうです。
そういう育ちだったからなのか、凡人にはない、とても独創的なものの考え方と、斬新な発想への鋭いアンテナ力を持っているスゴイ方です。
その方曰く、「最も印象に残る自己紹介にはコツがある」と。
それは「自己紹介で自分の生い立ちのことをひたすら話すこと」でした。
例えば、これを私のことを置き換えたら、私はきっとこう話すでしょう。
私の母親は東京下町の「大井町」という町工場の多い土地で生まれ育ち、5人兄弟の4人目(3女)として、貧しくも家族に恵まれ幸せな家庭で育ってきました。
江戸っ子気質で、「自分が正しい」と信じることは担架を切ってでもはっきり物申すような、正義感溢れた性格。どちらかというと男性的で社交的ではありませんが、困った人には率先して手を差し伸べたり、人の為に役に立ちたい、という気持ちが強く、また辛い時でも愚痴ひとつ言わないような、そんなとても芯の強い人間です。
そして私の父親は三重県の片田舎で育ち、父親は財産の大きな土地持ちでしたが、全ての財産を売り払って家族を置いて賭け事に使ってしまうような破天荒な親の息子として育ち、苦労してきました。
高校時代には下校中に、精肉を売るため、嫌な匂いにも耐えながらも電車で運ぶ毎日、生計を立てる為に毎日一生懸命働き続け「自分は父とは違う、社会から認められるような安定した大きな会社で、真面目に働く人生を送りたい」と想い、理系人間なのに、文系色の強い、日本の交通インフラを支える高速道路の会社で40年間、家族に苦労させないように働き続けました。
残念ながら出世できませんでしたが、真面目一直線に働く父で、週末には家族を釣りやキャンプに連れていってくれたり、私のスポーツや進路にも最大限協力してくれ、家族を第一に考えてくれる、尊敬できる人間です。
そして私はそんな両親の元、東京で生まれました。名前は「和男(かずお)」。
私の両親は私に、「家族に平和を」もたらしてほしい、「人の「和(わ)」を大切にするような人」になってほしい、人と人とを繋ゲラれる、そんな心の優しい人間になってもらいたい、と願い、私の名前を名付けた、と聞きました。
私はそんな心暖かい家庭の元で育ち、両親がこれまで生きてきた苦労や二人の人生の価値観、そして自分の名前の「和(わ)」という言葉の意味を大切にして一生懸命に生きている、そんな人間です。
私は、きっとこんな感じで自己紹介すると思います。
私が一体どういう人間なのか?わかっていただけましたか?
私は、今働いている会社や肩書き、特技など、一言も一切話していません。
でも、きっと「私がどういう人間なのか?」は理解いただけたのではないでしょうか?
前述のTED TALKを映像で最後まで見たら、上で書いた私の自己紹介と、TED TALKの「ダイヤモンドサークル」の持つ意味が、繋がってきたのではないかと思います。
実は自己PR(自己紹介)とは、別にすごい経歴(WHAT)や 自分ができる特殊技能や特技(HOW)を話さなくても大丈夫なのだ、ということなのです。
大切なことは、
「自分が信じていること」や自分が人生で最も大切に思う「価値観(人生観)」
人生で成し遂げたいと思っている「自分の未来への想い(使命)」と行った(WHY)
これを、どれだけうまく伝えることができるか?にかかっています。
これには、学歴や実績、優劣なんてありません。
同じ価値観や想いがある人なら、その瞬間、人は自分に「共感」してくれるんです。
わかってくれる人なら、自分のことを認めてくれるんです。
この自己PRや自己紹介のやり方をすれば、誰でも「自分とはこういう人間なのです」とうまく伝えることができます。
繰り返しますが、特別な武器がなくても大丈夫、誰にでもできるやり方なのです。
この自己PR(自己紹介)こそ、
自分にしかできない「共感」を創るための最高の伝え方です。
今回は、私自身の自己紹介を例に出して説明してみました。
皆さんの自己紹介や自己PRを考える上で、何か心の琴線に触れるようなことを感じてもらい、役に立ったらいいなと思います。
You Only Live Once.
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