「ソーシャル・インクルーシブな社会」について、本日もまた今私が考えることを、つれづれなるままに書きたいと思います。
改めて「ソーシャル・インクルーシブな社会」という言葉の意味について話すと、「社会的に何かしらのハンディキャップを抱えている人でも自然にみんなに受け入れられて溶け込めるような社会」、言い換えると「ココロのバリアフリーな新しい社会」、かと思います。
これから少子高齢化社会になってくる未来。
2050年には65才以上の高齢者が50%になる社会が訪れ、今までなかったような人口構造になるのですから、そんな未来には、当然「社会を支える主役も変わってゆく」必要があります。
↓参考資料 :内閣府HPより
そんな未来では、今までの常識を忘れて、
「いかにして、誰もが社会の主役になって日本の社会を支えてゆけるような未来創りをすることができるだろうか?」という大きな課題(チャレンジ)があります。
では今、「社会の主役にまだなっていない人たち」って一体誰でしょう?
その答えは
・65才以上の高齢者で現在は仕事もリタイヤしてゆったりと暮らしている人たち
・様々なハンディキャップの事情で健常者と同じようになかなか働けない障害者の方々
あるいは
・未成年でサービス精神の高いような子供達
です。
(もしかしたら外国人移住が緩和され、彼らが主役の一部を担う可能性もありえます)
巷では「AIやロボットが人の仕事を奪う」とは言う人もいますが、それは間違いで、AIやロボットは将来不足する労働力を補完する存在であって、人間の仕事は無くなりません。変わるのは「仕事の中身」だけです。
ですから、人の社会は人が主役でしかありえません。
では、どうしたら「現在社会の主役にまだなっていない人たち」も社会を支えてゆけるような社会ができるのでしょうか?
私が考えている答えのヒントは、
-「今までの価値観や常識を疑って、どうしたら社会の主役を見いだせるか?」
-「今まで社会の主役にまだなっていない人たちの個性(価値)を発見できるか?」
-「新しい個性を認める社会を創り上げられるか?(今までの主役だった人たちの意識の変革)」
この3つにかかっているのではないでしょうか?
今、女性も活躍できる社会整備が政府の働きかけでだいぶ進んできましたが、それはまだ常識の範囲内であって、今後は、もっと今までの常識を飛び越えて、高齢者や障害者も主役になるような時代、そしてそういう新しい個性をみんなが自然に受け入れる社会が、今後必要とされる社会です。
ちょっと周りを見回してほしい。
・うまく話すことはできないけど、同じことを地道にこなせる人
・人よりもゆっくりだけど、ミリ単位で正確に物を作ることが上手な人
・外に出ることはできないけど、コンピュータ技能をすごく持っている人。
・時々元気がないときもあるけど、大変な仕事もきっちりとこなせる人
・物忘れはするかもしれないけど、豊富な知識や経験がある人
こういう人たちって、実は社会にたくさんいるんですよね。
今現在は残念ながら、こういう人たちを社会から排除してしまっている現状ですが、もしみんなの意識が変わって、こういう人たちを一つの個性としてみんなで認めあう社会ができたら、とても「幸せ」な社会になるのではありませんか?
そして、そんな彼らが活躍するために、AIやロボットが彼らの不自由を補完してくれるような未来。こういう未来社会が、もっとも「幸せ」な社会なんだろうな、と想像しています。
最近の私は、「ヨロコビな世界」を創るための社会貢献を考える日々で、いろいろな未来像を想像していますが、こういう未来を私自身もデザインできるような一員でありたいし、そういう変革できるような人でありたい。
答えはまだ当分見えませんが、この答えを引き続き探し求めてゆきたいと思います。
You Only Live Once.
(日本海の夕陽を眺めながら..)
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