クリエイティブな仕事に興味があるんですけど、どんな仕事があるんですか?
そんな疑問を持つ方へ、今回は現代のデジタル時代で活躍できるクリエイティブな仕事について取り上げたいと思います。
ゼロから新しいモノやコンテンツ創り上げるクリエイターは、現代のデジタル時代でも AI(人工知能)にできない(支配されない)職業のひとつ、将来も立派に稼げる仕事です。
発想力と創造力をフルに発揮して将来を楽しく生き抜ける職業に就くために、ぜひ参考にしてください。
1)デジタル技術を駆使して制作に携わるデジタルクリエイター
テクノロジー(デジタル技術)を利用して、様々な創作物を制作する、制作業に携わる人を「デジタルクリエイター」と呼びます。クリエイティブな感性の能力以上に、Webやプログラミング言語といった、デジタル関連知識が求められる職業ですので、比較的誰でもできる仕事です。
デジタルクリエイター協会(DCA)によると、以下のような職業を「デジタルクリエイター」として定義しています。
Web・アプリ系
Web/アプリを開発・制作する職業です。
ここで求められるクリエイティブ力は単に魅せる力だけでなく、それ以上にWEB/アプリの使いやすさ(UI)や顧客体験(UX)、共感を創り出す能力が求められます。
また、インターネット検索順位をあげる技術(SEO)や、WEBマーケティングのスキルがあると、人材価値がさらに上がってゆくような仕事です。
- Webデザイナー
- Webエンジニア(コーダー、マークアップエンジニア、フロントエンジニア、バックエンドエンジニア)
- プログラマー(Web、アプリ、AI(人工知能)等)
- SE(システムエンジニア)
- WEBライター
- ディレクター/プロデューサー
クリエイティブ度:🌟
映像・サウンド系 →動画・音楽関連のクリエイター
ここでは画像・映像・動画、音楽メディアを創り出す職業です。
従来の写真家や声優ナレーターのような仕事でも、単にクリエイティブの力だけでなく、デジタルメディア化させる力が求められてきます。
特に最近ではYouTubeを中心とした動画全盛時代、今から始めても十分に活躍できる職業の一つと言えます。
- ビデオグラファー(映像クリエイター)
- 動画編集
- フォトグラファー(写真家)
- 声優/ナレーター
- サウンドクリエイター
- ディレクター/プロデューサー
クリエイティブ度:🌟🌟
6ヶ月で未経験から動画クリエイターになる!【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】
グラフィック・イラスト系
様々な形でビジュアルを創り上げるクリエイターです。
イラストやアニメーションといった平面的な絵で作品を創り上げるだけでなく、平面から立体(3D)にしたり、静止画から動きのある動画・アニメーションを創るような仕事です。
クリエイティブ度:🌟🌟🌟
〜現在活躍している面白いクリエイター〜
iPadデザイナーとしてYouTubeを中心に活躍しているAmity_Sensei や、インフォグラフィックエディターとして、ビジュアルで伝えるVisual Thinkingを提唱している櫻田潤さんは非常に面白い方々です。
共にオンラインコミュニティを主催していますので、参加すると刺激を得られると思います。
Amity_Sensei iPadmate
櫻田潤さん Visual Thinking Labo
2)新たな商品や世界感を創り出し、デジタル発信するクリエイター+マーケター
ファッションデザイナーなど、モノづくりのクリエイティブ職は今までのように「モノづくり」だけではなく、単にモノ創りだけでなくマーケターとしての発信力をもつ人材が求められています。
従来のモノづくりデザイナー+デジタルマーケター=今のモノづくりクリエイター
「モノが売れにくい」時代では、「コト付きのモノ」を創れるクリエイターが勝つ時代になりました。
新しい情報コンテンツや斬新なメッセージ性を持った商品や世界観(ブランド)を創り出し、コンテンツを情報発信して、お客様とコミュニケーションしながらファンを増やしてゆく能力が求められています。
従来型のデザイナー(クリエイター)との違いは、もの創り(デザイン)の仕事に加えて、SNS(Instagram/Twitter)や動画、WEBを駆使しながら人の共感を惹きつける、デジタルマーケティングのセンス力が必要とされている点です。
今、D2C(Direct to Consumer)という、生産者(クリエイター)が小売店を通さず、直接ネットで販売するビジネスモデルが非常に注目されており、
世界的なブランドではWarbyParker(メガネ)、Everlane(アパレル)、Allbirds(シューズ)が有名ですが、日本でも
といったブランドを始め、様々なジャンルのD2Cブランドが登場しており、これから益々個人でも起業して成功できるビジネスが増えてくるのが予想されます。
(D2Cビジネスを知るにはこの本がオススメ)
クリエイティブ度:🌟🌟🌟
3)クリエイティブなインフルエンサー(ユーチューバー、インスタグラマーなど)
SNSやYouTubeを利用して、独自のコンテンツを生み出して情報発信するインフルエンサーもクリエイターの一つ。
みなさんご存知と思いますので細かい説明は省略しますが、立派なデジタル時代でのクリエイティブな仕事の一つと言えるでしょう。
クリエイティブ度:🌟🌟
求められるクリエイティブのスキルは?
上記のクリエイティブな仕事に求められるスキルはどんなものがあるでしょうか?
主なスキルをあげたいと思います。
・Webデザイン CSS/HTML、Adobe Illistrator/ Photoshopの制作、UI/UXの知識
・Webエンジニア/プログラマー Java、C言語(C++、C#)、Javascript、PHP
・AIプログラミング Python
・Webライター 文章力+SEO、Web知識
・動画制作・編集 Adobe Premiere Pro/After Effect
・音楽制作・編集 DTM(デスクトップミュージック)
・ファッション、靴 各専門デザイン・生産技術(パターン作成)
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0→1の力=人間にしかできないクリエイティブの力
0から生み出すクリエイティブな力、発想力・創造力は、人工知能(AI)やロボットでは代替することのできない人間だけの領域で、これからの時代にはクリエイティブな力が必要だと「ZERO to One」の著者ダニエル・ピンクも語っています。
わかりやすく図解すると以下のとおりです。
〜人間にしかできない領域とは?〜
0→1 人間にしかできないクリエイティブ
1→99 仕組み化できる領域 →デジタルに置き換えられる
99→100 職人の技
クリエイティブな仕事は最も人間的な仕事の一つであり、たとえ多くの仕事がデジタルに置き換わったとしても、これからも文明が発展してゆくためには永続的に必要とされると言えます。
これからデジタル時代での生き方を考える上で、クリエイティブなスキルを身につけること、デジタルを利用したクリエイターとして活躍できれば、誰もが明るい未来を切り拓けるのではないでしょうか?
今回は、デジタル時代で活躍できるクリエイティブな仕事をご紹介しました。
自分のこれからの職業・働き方を考える上で、是非参考にしてみてください。
You Only Live Once...(人生は一度きり)