一日中、店舗や作業場での立ち仕事した時の悩み、やはり足の疲労と腰痛がつらいと思います。しかも、毎日これが続くと、体の調子が悪くなっていい仕事ができないものです。
そんな立ち仕事の悩みを抱えている方は多くいると思います。
今回は、立ち仕事で足が疲れない、腰痛になりにくい最適なスニーカーについて研究した結果見つかった、意外なスニーカーについて話したいと思います。
立ち仕事で足が疲れる、腰痛になるメカニズムから探る
立ち仕事での悩みは、「足が疲れる」「腰痛になる」の2つです。
この二つを解決するために、まず必要なポイントとして上げられるのが「姿勢」です。
以下の記事(東洋経済)によると、腰痛を防ぐのには、「足と姿勢」の整え方が必要だと述べています。
具体的にいうと、腰痛にならないためには、
・足と足裏がしっかりと付いていること
・足裏の3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)が地面に接地して安定していること
・親指と小指が動き、バランスが取れること
これが求められます。
例えば、安定しないハイヒールのような靴を履いていたり、少しでも前傾姿勢・横ぶれしてしまうようなスニーカーを履いていると、姿勢が崩れてしまい、体に無駄な力がかかってしまいます。
その結果、だんだん腰への負担が重くなってしまって夜になると腰痛を起こしてしまうわけです。
また、横に傾いてしまう靴を想像してください。
もし外側に傾いてしまう靴だったら、足が「O脚」になってしまいますし、内側に傾いてしまったら足が「X脚」になってしまうわけで、こうした体のブレが姿勢バランスを悪くしてしまうので、腰や体に負担をかけてしまうのです。
ですので、「足が疲れない」ために底が柔らかくてクッション性が高いだけのスニーカーを履く人がいますが、ちゃんと姿勢の「安定性」が確保できなければ、「腰が痛くなる」わけで最適な選択だとは言えません。
それでいうと、走りに適した「ランニングスニーカー」だったりすると、 前に推進するために作られていたりして、実は姿勢にはよくない可能性があります。
この観点で考えると、「腰に良い」スニーカーは以下のポイントをクリアするスニーカーがいいと思います。
・足と足裏(足裏のアーチ)がしっかりと接地する
・地面に接地するだけでなく、足の横ぶれを防止する機能をもつ安定性
・親指と小指が動きやすく、体のバランスが取りやすい
これをみると、甲が広くてキャンバスシューズのような安定性のあるスニーカーを想像しますね。
次に、足の疲れないメカニズムについて。
足の疲れを感じるのは以下のような理由が挙げられます。
・血流が足に溜まってしまい、足がむくんでしまうこと
・足が地面に接地する時の過度な負担によって足が痛くなる
・靴の形状が足に合わないことで足が歪んだり足が圧迫されて疲れる
まず血流が足に溜まってしまうことを靴(スニーカー)で解決するのは困難です。
ここはどうしようもなりませんね。
次に、足と地面の接地時の負担についてですが、細かく分解すると、
・足裏に適度なクッション性がある足底(ソール)機能が必要。
(特に体重が乗るカカトや足の中央内側(腹)に負担がかかりづらいとベター)
・歩いた時にソールに適度な屈曲性があり、スムーズに足を挙げられて、スムーズに接地できることが必要。
(反対に曲がらない足底は着地時に、ダイレクトに地面の硬さが伝わってきてしまいます)
・歩いた時に接地時に安定性があること。
(足の脇が安定する適度な締め付けがあると安定しますね)
以上を考えると、「足が疲れない」スニーカーは以下のポイントをクリアするスニーカーです。
・適度なクッション性がある特殊な足底(ソール)構造を持っていること
(特にカカトや足の中央内側(腹))
・歩いた時にソールに適度な屈曲性があり、歩きやすいこと
・足の脇が安定する適度な締め付けがあり、接地時に安定性があること
「クッション性」「屈曲性」「締め付け」の3つの機能を持った特殊構造を持つスニーカーが必要になってきます。
足が疲れにくい、腰痛になりにくいスニーカーとは?
これまでの結果を踏まえると、こういうスニーカーだと考えられます。
1)腰痛になりにくい
・足と足裏(足裏のアーチ)がしっかりと接地する
・足の横ぶれを防止する機能をもつ安定性
・親指と小指が動き安く、バランスが取りやすいこと
2)足が疲れにくい
・適度なクッション性のある特殊ソール構造があること
・ソールに適度な屈曲性があり、歩きやすいこと
・足の脇への適度な締め付けがあり安定性があること
では、これを満たすスニーカーは一体どんなスニーカーでしょうか?
出てきたのは、意外なこのスニーカーでした。
gavic ZEUS (ガビック ゼウスモデル)
初めて聞くブランドなのですが、一見するとAdidas Stansmithを思わせるようなこの意外なスニーカー、日本発のこだわりスニーカーブランドなのだそうです。
Z-Craftというショップで見つけて購入した靴で、履いてみると非常にはき心地が良いのがわかりました。(ユニセックスで履けるスニーカーです)
なぜこのスニーカーが、先ほど述べた条件を満たしているのか?というと、以下のような点が挙げられます。
1)「クッション性」「屈曲性」「締め付け」の機能を持った特殊構造を持っている
こちらの靴は特殊なソール構造を持っていて履き心地の良さをとことん追求しています
・クッション性の高いEVA素材がソール上部にあり、履くと足裏クッション性が高い
・足底部分の脇のホールドがあるので、横ぶれしにくい
・屈曲性があって衝撃吸収する特殊なソール構造がある
甲広で安定していて、足裏がしっかり安定するスニーカー形状
見た目からして安定していそうな印象がありますが、履いてみると確かに安定しています。実際にソール構造も足裏の安定性を担保しているようです。
・平面ソールで足裏がしっかりと地面につき、姿勢が安定しやすい形状。
・やや甲広で足の指が動くような形。
gavicスニーカーの特徴
日本発ブランドだからか、日本の文化を踏まえて作られたというコンセプトで、脱ぎ履きしやすいスリッポン仕様になっていたり、こだわりを持ったスニーカーです。
細かい部分へのこだわりが、はき心地の良さを実現しているのだと思います。
私も一足購入しましたが、一度履くと病みつきになるはき心地の良さと、シンプルなデザインで着回しよく使えるので、非常に重宝しています。
とてもマイナーなスニーカーで、11000円(税込12,100円)といい値段でしたが、それ以上に立ち仕事が楽になるのであれば、コスパは決して悪くないな、という印象です。
今回は、日々の悩みを解決できるようなアイテムを独自の視点で紹介しましたが、また意外なアイテムを紹介できればと思います。
You Only Live Once....