仕事や家事、毎日の生活の中で、ストレスは溜まるもの。イライラが溜まるようなことはありませんか?
○仕事のミスで上司に怒られてばかり。至らないのはわかっているが愚痴でも言わずにはいられない
○中間管理職で、部下の仕事の後始末で逃げ場もなく残業ばかりの毎日。正直しんどい
○親の介護で好きなことすらできない。明るい未来が見えなくて自分の心まで疲れてきた
○悩み相談を受けることが多いけど、自分自身まで疲れきってしまった
○子育てで毎日ストレスが溜まるばかり。吐き出したいのにダンナは聞いてもくれない
皆さんが抱えているストレスは人それぞれ。
でも、溜まったストレスはどこかで発散しないと、マイナス感情がこころを支配してしまいには心が病んでしまいます。
でも溜まったストレスの発散は、やり方を间违えると逆効果。ストレス発散のためにこんなことしてしまう人もきっと多いことでしょう。
《思わずやってしまうストレス発散〜こんなことやっていませんか?〜》
普段の生活のストレス発散のため、ついついこんなことをしがち。これこそ逆効果の典型例です。
・お酒に頼ったり飲みに行ってしまう
・夜に甘いものばかり食べてしまう
・テレビやスマホで毎日夜更かししてしまう
ストレスをなくして「こころのバランス」を保つには、リラックス、十分な睡眠、規則正しい生活、運動、バランスの取れた食事が必要。
それともうひとつ忘れてならない大切なことは、「ストレスを吐き出す(発散する)こと」。
今回、ストレス解消法のひとつとして、是非オススメしたいのが「文字に書き出す」、だれでも簡単にできる「ジャーナリング」という手法です。
この「ジャーナリング」、実はもう何世紀にもわたってさまざまな形で存在しており、多くの成功者たちがこの習慣を続けている手法。脳を活性化させるなど、非常に有効だということが学術的論文等でも発表されています。
「ジャーナリング」とは?
「ジャーナリング」にはさまざまな形があります。
○日記をつけるようなこと
○閃きやアイデアをつかまえること
共通して言えることは、「心に出てきた、溜まっている言葉を文字として記録すること」。
今日やったこと、やるべきこと(to do)、考えているアイデア、気になったことや「もしも・・・だったら?」など、普段心で思っていることを全て、気の赴くままに記録したり文章にしたりするのが「ジャーナリング」です。
書いている時の感覚は「あるがままに、こころに感じることが手を通して文字に記録されていく」という感じです。
ジャーナリングのメリットは?
何世紀も行われている「ジャーナリング」、学術論文で言われているメリットとして、以下のようなものがあげられます。
〈ストレスを軽減し、心をプラスにする〉
ストレスや責任の重い仕事をしているビジネスマンなど、溜まったストレスを吐き出し、精神的負担を軽減させるために「ジャーナリング」が有効だと言われています。心理に関する研究をしているPsychotherapy Researchが行った実験によると、「ジャーナリング」をして自身の感情を吐き出した人は「不安症状やうつをかなり抑えられた」とのこと。さらに、「ジャーナリング」で整理された頭を作ることで、ストレスを発散するだけでなく、不安もなくなり自信が生まれます。それによって、マイナスな心の状態から、プラスの状態に変えて心身を回復させる力(レジリエンス)を向上させる効果が期待できるのが素晴らしい点です。
〈メタ認知力、整理力の向上〉
次に挙げられるのが、「整理する力」「自分を客観視する(メタ認知)力」を向上させる効果。
ブレイクスルービジネス大学院教授の赤羽雄二氏の著者「0秒思考」(ダイヤモンド社)でも書かれていますが、頭の中のことを自由にひたすら書き出すことで、頭の中を整理できてなかったことが整理できてきて理解力が増す。そして決断と実行、問題解決するスピードが早くなる。
さらには、毎日書いたことを改めて読み返しすることで、自分の無意識の領域までアプローチをできるようになり「隠れている自分」を見つけ出すことができるようになります。
例えば、自分がやりたいこと(キャリアプラン)を立てるのに役立ったり、仕事の複雑な問題の解決策や改善すべき点も見えてきて、「ジャーナリング」によって成功へと導いてくれます。
また、定期的に「ジャーナリング」の習慣を身につけると、自己鍛錬力も養えます。三日坊主にならないように「ジャーナリング」を継続すれば、脳の可塑性(わかりやすく言うと「変化」)が働き、自分の書いたことを潜在的に意識し始めて、書いた文章がイメージで頭に湧いてくるようになります。
《ジャーナリングを始めてみましょう》
ジャーナリングには特に決まったルールはありません。紙とペンで書いてもいいですし、EvernoteやWord、日記アプリ、その他のデジタルツールを使ってもいいです。すきま時間にメモの延長線上の感覚で記録できるようにツールを使い分けましょう。但し、書き出したものは捨てるくらいのつもりで、あまり几帳面に管理しない、ノートに綺麗にまとめたりファイリングするのは極力避けるべきです。
《とにかく質より量です》
重要視したいポイントは、
1)毎日気軽に継続して5枚分以上は書き続ける
※スキマ時間に思いついたことを書くだけですぐ達成できます
2) 深く考えない、気の赴くままに素早く書き出す
・気になったことや気づいたこと
・新しいアイデアやイメージを書く(描く)
・覚えておきたいと思う内容を記録すること
3)内容は非公開にしておく
・自分の気持ちを自由にさらけ出すことができる
4)定期的に見直す、振り返る
・自分の潜在意識や思考のクセ、本当の自分が見えてきます
5) 書けない日は無理しない
・あくまでストレスやこころを吐き出すのが目的。習慣にする為には毎日書くことを勧めていますが、書き出すことが目的にならないように。義務じゃないので気楽に楽しくできる時に。
最後にオススメの本をご紹介。私が現在参加しているMiLI(マインドフル・リーダーシップインスティチュート)の代表理事、吉田典生さんが書いている、『心を整え、思考を解き放つ「ジャーナリング」入門』(文響社)
詳しくはこちらで学んでみてくださいね。
溜まったものを書き出す「ジャーナリング」でマイナスをプラスに変えましょうね。
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